『投資初心者はオルカンに投資すべき』
多くの情報発信者がこのような発言をしていることを理由に、
オルカンに投資をする人もいると思います。
しかし
中身を理解せずに情報発信者が勧めているからオルカンに投資をしている人は危険です。なぜなら、暴落に遭遇した場合、慌てて売却してしまうからです。
現在オルカンに投資をしている人・オルカンに投資する事を考えている人
はこの記事をご覧になり、オルカンについてしっかり理解する事をおすすめします。
結論からお伝えすると
- MSCI ACWIへの連動を目指す
- 小型株は含まれない
- 投資対象は47カ国
- 1987年以来のリターンは年率7.6%
- 低コスト
上記5つがオルカンの特徴です。
投資商品の中身を知ることは、暴落時に慌てて売却する行為を避ける事にも繋がります。
オルカンに投資している人・投資する事を考えている人は是非最後までご覧ください。
目次
オルカンとは
オルカンとはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の略称です。
投資家の間では親しみを込めて『オルカン』と呼ばれています。
(*世界分散とはいっても投資対象に含まれない国あり)
オルカンの特徴5選
オルカンの特徴
- MSCI ACWIへの連動
- 小型株は含まれない
- 投資対象は47カ国
- 1987以来のリターンは年率7.6%
- 低コスト
1つずつ詳しく解説していきます。
MSCI ACWIに連動
オルカンの特徴1つ目は、MSCI ACWIへの連動を目指していることです。
MSCI ACWIと同様の成績を出すことを目標にしていると理解していただければOK。
MSCI ACWI (MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)とは、MSCI Inc.が算出する世界の株式を対象とした株価指数のことです。
ACWIは、先進国23カ国 + 新興国24カ国の株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したもので、株式市場の時価総額のうち85%をカバーしています。
小型株は含まない
オルカンの特徴2つ目は、小型株が含まれていないことです。
オルカンの投資範囲は全部で47カ国の約2900銘柄ですが、それらは大型株と中型株で構成されています。
*全世界株式といっても全世界の企業に投資できるわけではないので注意が必要です。
投資対象は47カ国
オルカンの特徴3つ目は、投資対象は47カ国ということです。
かなり広く分散されていますが、すべての国に投資をしているわけでありません。
オルカンの投資対象国は先進国23カ国 + 新興国24カ国の計47カ国です。
しかし、47カ国に均等に投資をしているわけではありません。
上図から分かるように、対象インデックスの国・地域別構成比率は米国が約6割を占めています。
「オルカン一本を保有していれば分散できるって聞いたけど、米国に偏りすぎじゃない?」
このように思った人もいますよね、ご安心ください。
オルカンはその時々で強い国・人気の銘柄に多く投資をしてくれる仕組みなので、今後も最適なポートフォリオを維持してくれるはずです。
1987年以来のリターンは年率約7.6%
オルカンの特徴4つ目は、1987年以来のリターンは年率約7.6%ということです。
世界最強の株価指数S&P500と比較するとリターンは劣りますが、それでも年率7.6%はかなり高い数値です。
オルカン(ACWI)の投資実績
- 過去10年のリターン:年率8.54%
☞元本が10年で2倍以上になる可能性大(72の法則から)
- 1987年以来のリターン:年率7.64%
- 最大損失:2007年10月末〜2009年3月で高値から58%のマイナス
- リスク:おおよそ15%〜20%程度
オルカンは短期で見るとかなりの値動きがあるものの、10〜15年投資を続けると約5%〜8%の年利が期待できるイメージです。
上記はACWIの過去15年の株価チャートですが、長期で見れば右肩上がりです。安心感がありますね。
*しかし、これまで説明してきた上記データはあくまで過去のデータなので、今後も同じような結果になるとは限りません。投資をする際にはご自身の判断でお願いします。
低コスト
オルカンの特徴5つ目は、低コストということです。
長期投資ではコストが非常に重要になりますが、オルカンはコストが安く、投資家に人気な理由がわかりますね。
ファンド別のコスト比較
☝︎こんな感じでオルカンは本当にコストが低いです。
コストが高いとどんなに成績が良くても利益は減ります。
信託報酬1%(年率)の場合
年間リターン5% – 信託報酬1% (年率)= 自分が得る利益4%
長期投資前提であるなら、低コストのファンドを保有する事が重要です。
まとめ:投資信託はオルカンがおすすめ
今回はオルカンの特徴について
- MSCI ACWIへの連動を目指す
- 小型株は含まれない
- 投資対象は47カ国
- 1987年以来のリターンは年率7.6%
- 低コスト
上記5つを解説しました。
投資している商品の中身を理解する事は本当に大切です。
理解せずに投資をしていると、暴落時に不安になり、最悪の事態になりかねません。
情報発信者がおすすめしているからといった理由で投資する事は絶対やめてくださいね。
本記事をご覧になり、オルカンの中身が理解できた人はオルカンに投資する事をおすすめします。
オルカンをおすすめする理由
- 純資産額が大きい
- 広く分散が効く
- 低コストで運用できる
- 長期的に見れば世界経済は右肩上がりだから
是非、オルカンの購入を検討されてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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